ウィーン中央駅が2位「ヨーロッパのベスト鉄道駅ランキング」
ヨーロッパの50の主要駅を対象に、顧客満足度や施設の充実度などの項目を評価するランキングで、ウィーン中央駅が2位に選出されました。
「ヨーロッパ鉄道駅インデックス」
この調査は、米国の消費者保護団体コンシューマー・チョイス・センターが実施し、「ヨーロッパ鉄道駅インデックス(European Railway Station Index)」として発表しています。2回目の実施となる今回は、顧客にとっての便宜性の高さに焦点を当て、駅の公式サイトやインターネット上の統計、独自のリサーチを通じて得た情報を基に評価し、ランク付けをおこないました。
その結果、ウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)は、133ポイント満点中108ポイントを獲得し、ライプツィヒ中央駅の116ポイントに続く第2位に選ばれました。
主な評価指標は以下です:
- 国内外の行き先の豊富さ
- 駅までのアクセスの良さ
- プラットホームの混雑の程度
- 鉄道会社の参入の活発さ
- レストラン・ショップの豊富さ
- 車椅子使用者にとっての利便性
- ファーストクラスラウンジの有無
- Wi-Fiの有無
- プラットホームへのアクセス方法の種類と利便性
調査の詳細や全駅のランキングは「ヨーロッパ鉄道駅インデックス」公式サイトをご覧ください。
ウィーン中央駅について
ウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)はオーストリア連邦鉄道(ÖBB)の鉄道駅です。かつてのウィーン南駅を再開発し、2015年に全面開業しました。ザルツブルク、グラーツ等国内主要都市を結ぶ近・中距離列車はもちろん、ブダペスト、プラハ、ミュンヘンなど近隣諸国の主要都市や、フランスやベルギーなど国境を接しない国を結ぶ中・長距離列車が停車する駅であり、ヨーロッパ広域を繋げるハブとして機能しています。また、ウィーン空港行きの普通電車とCAT(エアポートトレイン)の乗車、およびウィーン市内交通の地下鉄U1線、Sバーン、バス・トラムへの乗り換えが可能で、日本人旅行者にとっても利便性の高い駅です。
構内は商業施設が充実しており、スーパーマーケット、チョコレートショップ(ハインドル、マンナー)、ドラッグストア、服や雑貨のショップなどがあります(多くは日曜休業)。またレストラン、カフェ(オーバーラー)、フードコートもあり、オーストリア料理をはじめ多国籍の料理を楽しめます。
環境への配慮として、屋根に1200平方メートルのソーラーパネルを設置してエネルギーを生産しています。冷暖房設備の一部は地熱発電で得たエネルギーを使用しています。