世界初の“グリーン”ゲストカードに認定:ウィーン・シティカードがオーストリア・エコラベルを取得
ウィーン市観光局が発行する公式ゲストカード「ウィーン・シティカード(Vienna City Card)」が、消費者情報協会の監査を受け、環境に配慮した交通手段を提供しているとして、気候保護省からオーストリア・エコラベルの認定を受けました。これにより、「ウィーン・シティカード」はヨーロッパで最も持続可能な観光を促進するカードの一つであると認められました。(2022年12月27日 ウィーン)
「ウィーン・シティカード」とは観光客を対象とした市公式のプリペイドカードです。有効期間中は公共交通機関の無制限利用をはじめ、美術館や博物館、観光ツアー、ホテル、音楽・演劇、レジャー・スポーツ、ショップ、飲食店など200以上の提携施設における割引適用の特典があり、過去27年間で650万枚を売り上げた人気を誇ります。ウィーン・シティカードは、今回のオーストリア・エコラベル認証取得により、世界初の環境認証シティカードとなりました。
宿泊施設に関しては、2023年4月からオーストリア・エコラベル、またはこれに匹敵する国際的な環境認証を受けた事業所のみが、ウィーン・シティカードの提携対象となります。ウィーン市のビジター・エコノミー戦略は、環境認証を受けた宿泊施設の数を2018年比で25%増加させることを目標としています。これを実現するため、ウィーン市観光局は希望する宿泊施設に対して適切な情報を提供することで、持続可能性の追求をサポートしています。
公共交通機関に関しては、このカードを使うことで、市内を走る地下鉄、トラム、バスが、有効期間内何度でもご利用可能です。カードの種類によってはウィーン空港と市内をつなぐ公共交通機関(電車・バス)も利用できます。また、ウィーンとオーストリア西部の都市を結ぶウエストバーン鉄道会社とも提携しており、カードの提示でウエストバーンの運賃が3名様まで10%割引されます。逆に、ウエストバーン乗車の提示により、ウィーン・シティカードのオンライン購入価格が10%割引になります。
【関係者のコメント】
ペーター・ハンケ(ウィーン市財政・経済・労働・国際問題・公益事業担当理事、ウィーン市観光局理事長)
「ウィーン・シティカードは、観光客だけでなく市民も気候変動を考慮した方法で市内を移動することを可能にします。ウィーンのホテル、レストラン、観光施設といったビジター・エコノミーは、持続可能で環境に配慮した行動をますます進んで実践するようになっています。
ノルベルト・ケットナー(ウィーン市観光局局長)
ウィーン・シティカードがオーストリア・エコラベルの認証を受けたことは、ウィーンのビジター・エコノミーの持続可能なオファーをマーケティングにおいても広く紹介するという我々の目標における論理的なステップです。より多くの観光客が、意思決定をするうえで旅行によるエコロジカル・フットプリントを考慮するようになってきています。ウィーンの観光業界は、宿泊施設までのラスト・ワンマイルの移動、目的地間の移動、サービスの消費といった観光客の行動が気候に配慮したものになることを重要視しています。このたび環境認証を受けたことにより、この考えがより幅広く効果的に強化されたといえます。
ウィーン・シティカードは、www.viennacitycard.at、ウィーン市観光局公式アプリ「ivie」、観光案内所にてオンラインで購入できます。最低価格は17ユーロで、種類と有効期間に応じて価格が異なります。詳しくはこちらのウィーン・シティカード公式サイトをご覧ください
※ウィーン・シティカード利用に際する注意事項
カードを最初に利用する際、駅や停留所の打刻機で必ず打刻し、利用開始日時が表示されていることをご確認ください。打刻しないで利用した場合、罰金の対象となります。
※日本の旅行会社様へ
ウィーン市観光局では、ウィーン・シティカードを販売してくださる旅行会社を随時募集しております。ウィーン・シティカードを正規の販売代理店DocLXで購入し、お客さまに販売することで、10%の手数料を得ていただけます。
お問合先(販売代理店):DocLX Travel Events GmbH 電話+43-1 370 7000-22, info@viennacitycard.at
この記事は、ウィーン市観光局の報道資料を翻訳・編集したものです。