ベルヴェデーレ宮殿にVRゲームが登場

グスタフ・クリムトの最高傑作『接吻』を所蔵し、ウィーン観光の必須スポットであるベルヴェデーレ宮殿。オスマン帝国軍撃退で武功を挙げたサヴォイのオイゲン公が夏の離宮として建てた宮殿で、上宮（Oberes Belvedere）、下宮（Unteres Belvedere）、庭園から成っています。

このうち1723年に完成した上宮が300周年を迎えたことを記念し、ベルヴェデーレ宮殿は新作VRゲーム『ファンタスティック・パレスティック（Fantastic Palastics）』をリリースしました。これはオイゲン公が庭園に設けていたという動物園にヒントを得たゲームです。プレイ料金は無料、また入場無料の庭園で実施されるため、宮殿への入場料も不要です。WiFiにつながるスマホさえあれば、どなたでも遊ぶことができます。

プレーヤーはまず上宮前のスフィンクス像の前に行き、表示板にあるQRコードを読み取るかURLを入力して、ゲーム開始画面に接続します。するとスフィンクスが、かつてこの庭園で飼われていた6種類の動物（ライオン、キツネザル、ガゼル、羊、ダチョウ、ヤマアラシ）を深い眠りから起こします。庭園を巡り、どこかに隠れている動物たちを見つけて餌を与えると……？この先は、300周年を迎えたベルヴェデーレ宮殿でお楽しみください。

＜ゲーム概要＞

• 名称：『ファンタスティック・パレスティック（Fantastic Palastics）』
• 内容：ウェブベースの拡張現実ゲーム
• 推奨年齢：8歳以上
• 所要時間：約40分
• 言語：ドイツ語、英語
• 利用料：無料
• 対応ブラウザ：iOS：Safari (iOS 11+)／Android：Chrome, Firefox, Samsung Internet, Edge
• ゲームリンク：https://games.belvedere.at/ （現地でのみ作動）

ベルヴェデーレ宮殿のプレスリリース（英語）