02.09.2022
オーストリア、女性のソロ旅に安全な国ランキング第2位に選出
オーストリアが女性にとって安全・安心に旅行できる国の一つに選ばれました。特に、夜間の歩行の安全性において高く評価されました。
この「女性のソロ旅に安全な国(Women’s Solo Travel Safety)」調査は、米国に本部を置く手荷物預かりサービスのBOUNCE社が世界34カ国を対象におこなったもので、オーストリアはアイルランドに続く第2位にランクインしました。
オーストリアは調査項目のうち、「夜間のひとり歩きを安全と感じる女性の率」が79%と高く、治安が良く、性別を問わず安全に旅行ができる国と認められました。安全性の総合評価は、10ポイント満点中7.70ポイントでした。
3位以降の上位にはノルウェー、スロヴェニア、スイスとヨーロッパ諸国が入り、日本はポーランドと並んで10位でした。
■オーストリア政府観光局・東京支局のコメント:
海外旅行で何よりも重要な安全性が高く評価されたことは、大変光栄です。特に公共交通機関における治安の良さ、街の清潔さ、観光や食事の利便性は、オーストリアを旅行していて肌で感じるところです。ヨーロッパは概して個人旅行のハードルが高くなりがちですが、これをきっかけにオーストリア旅行への関心がますます高まることを願います。ただし治安が良いとはいえ、普段とは異なる環境ですので、くれぐれも安全には留意して旅行をお楽しみください。
<調査方法>
以下の項目において各10ポイントを満点とし、その平均値を安全性の総合評価とする方法で実施されました:
- 女性の暴力被害率: 親しいパートナーから身体的あるいは性的な暴力を振るわれたことのある女性のパーセンテージ(OECDの2019年度データに基づく)
- 女性の殺人被害率: 故意殺人の被害者となった女性の10万人あたり人数(世界銀行の2018年度データに基づく)
- 安全指標スコア: 満点を100点とした場合の総合的な安全性の評価(2022年5月17日時点のNumbeoによる犯罪指標データに基づく)
- 夜間のひとり歩きを安全と感じる女性の率: 自分が暮らす地域で夜間にひとりで歩いていても安全だと感じる女性のパーセンテージ(OECDの「How’s Life」に収録された2018年度レポートに基づく)
- 女性に対する暴力の許容度: ある状況下においては夫/パートナーが妻/パートナーに暴力を振るうことが正当化されると考える女性のパーセンテージ(OECDの2019年度データに基づく)
- ドメスティック・バイオレンス(DV)に関する法律: 法的枠組みが女性をDVから法的に保護しているかどうか。DVに関する法律は0(法律や慣習が女性の権利を差別していないこと)から1(法律や慣習が女性の権利を完全に差別していること)の値で示される(OECDの2019年度データに基づく)
- グローバル・ジェンダーギャップ指数: 1を満点とする、グローバル・ジェンダーギャップ報告の評価(世界経済フォーラムの2021年度データに基づく)